電気代比較 蛍光灯 VS 白熱灯

同じ明るさでも電気代が安い蛍光灯。ところが、値段は数倍。そこで、蛍光灯の寿命が来る間に、白熱灯と比較してどれくらいのコストがかかるか計算してみました。

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電気代比較 蛍光灯 VS 白熱灯

Last update 2008/12/18 13:22

 

 

蛍光灯が、白熱灯にくらべ省電力で、長寿命なのはおなじみのことだと思います。
ところが、白熱灯は非常に価格が安く、仮に高電力で短寿命だとしても、ランニングコストをふまえると使い続けるとしたら、どちらがお得なのでしょう?

蛍光灯の寿命

蛍光灯の寿命は、6,000時間から13,000時間といわれています。
ただ、蛍光灯の場合、点滅のような付けたり消したりすると寿命が短くなるともいわれているので、一概にメーカーが発表している時間、使用出来るとは言えないでしょう。

そこで、6000時間で使用出来なくなる800円ほどの電球型蛍光灯で、同じ明るさの白熱灯と比べ、6000時間でどれくらいのコストがかかるか計算してみました。
明るさは、60Wの白熱灯を考えてみます。
60W形の電球型蛍光灯は、10Wになります。

1時間あたりの電気代

1000Wの電器を1時間使用した場合の電気代は、23円といわれています。
1kwh = 23円
ですね。
とすると、1Wあたりの1時間の電気代は、
23円 ÷ 1,000W = 0.023円

60W形の電球型蛍光灯の
ランニングコスト = 6,000時間 × 10W × 0.023円 + 800円 = 2,180

電球の寿命

一方、電球の寿命は1,000時間といわれています。
また、電球1個あたりの価格はだいたい80円。
この場合、6,000時間に6回交換する必要があります。

60Wの電球の
ランニングコスト = 6,000時間 × 60W × 0.023円 + 80円 × 6回 = 8,760

超超寿命蛍光灯

最近では、TOSHIBAのPRIDEのような定格寿命12,000時間をうたった商品もあります。
お値段はちょっと高め、1,200円程度。
仮に12,000時間使えたとして、この場合寿命が来るまでにかかるコストは・・・

12,000時間 × 10W × 0.023円 + 1,200円 = 3,960

になります。
これを先ほどの6,000時間の電球に当てはめると、

12,000時間 × 10W × 0.023円 + 800円 × 2個 = 4,360

4,360 - 3,960 = 400円

12,000時間というと、仮に一日8時間使用したとして、1,500日。
だいたい4年ちょいという計算。
4年ちょいで400円の差を大きいと取るか小さいと取るかそれぞれですが、多少高くても高寿命な製品の方がお得なようですね。

気をつけなければならない点

ただし、いくつか気をつけなければならない点があります。
今回最もお得な結果となったTOSHIBAのPRIDEですが、別のページで詳しく紹介しようと思っているんですけれど、気温が低い時期はスイッチを付けてから最大の明るさになるまでにしばらく時間がかかるんですね。
なのでたとえば階段や廊下、そしてトイレといったすぐに明るさが欲しいような場所には不向きかもしれません。
逆に、一日8時間つけっぱなしのような玄関や街灯にはさほどこの短所は気にならないでしょう。

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