インバーター蛍光灯とは
Last update 2009/08/19 03:23
蛍光灯の種類で、蛍光灯の種類について色々調べてみたんですけれど、あれからちょっとわかってきたことがあったので、今回インバーター式の蛍光灯についてまとめてみます。
[ 追記 ]
部屋の蛍光灯(グロースターター方式)をインバーター蛍光灯に取り替えてみました
インバーター蛍光灯に取り替える
インバーターの蛍光灯とは
最近テレビCMや雑誌等でも、インバーターという文字は結構よく見かけるんですけれど、蛍光灯にもインバーター式があるそうです。(最近建てた住宅・マンションの蛍光灯は、ほとんどインバーター式だと思います)
昔ながらの蛍光灯は、グロー球(点灯管)とよばれる小さな電球みたいなものが先に点灯し、それからチカチカと点滅して本体の蛍光灯が点く、グロースターター方式と呼ばれる蛍光灯になります。
この方式は、今書いたようにスイッチを入れてから実際に点灯するまで、タイムラグが生じ、なおかつチカチカと点滅して点くという弱点がありました。
また、よーく耳を澄ましてみると、ブーンという音が聞こえます。
それに対して、インバーター式の蛍光灯は、このグロー球に当たるものを電子化して点灯する方式で、スイッチを入れるとすぐ点灯するのが特徴です。
また、グロースターター方式は1秒間に100回程度の点滅を繰り返しているらしいんですけれど、インバーターの場合は、これが9万回にあがってるらしいです。
そのため、ほとんどちらつきを感じません。
蛍光灯や、テレビ、そしてパソコンモニターをビデオカメラで撮影し、再生してみると肉眼ではわからないのに、ちらついてたり変な縞模様がモニターにあるように感じられるのは、ビデオカメラの映像が1秒間に約30コマで記録されているからで、蛍光灯のちらつきとこの30コマのずれから再生してみると、ちらつきや縞模様が出るのだと思われます。
で、インバーターの場合、非常に高速なのでそういったちらつきがないと。
また、東日本と西日本では、交流電流の周波数が50Hzと60Hzで違いがあり、専用の器具を使わなければなりませんでしたが、インバーター式の蛍光灯の場合はそういった違いを意識する必要はありません。
つまり、東京から大阪に転勤になった場合も、そのまま使えるということですね。
インバーターの方が明るい!?
一般的な蛍光灯は、直管が20W。
輪っかタイプが30W、32W、40Wだと思います。
で、グロースターター方式とインバーター式の蛍光灯では、同じワット数でも明るさが違うそうです。
だいたい1.2倍から1.5倍インバーターの方が明るいそうです。
明るさの調節が出来る!?
昔ながらの蛍光灯は、明るさの調節をするのに2~4本の蛍光灯のうちの1~2本を消す。という単純な方法しか選べませんでした。
ところがインバーターの場合は、段階的に(最近のものでは10段階)明るさを調節することが出来るそうです。
これがインバーターの最大の特徴ではないでしょうか?
明るさも1.2~1.5倍明るいため、同じ明るさまで調節すればそれだけ電気代が安くなるわけです。
蛍光灯はそのまま
前回の記事、蛍光灯の種類の時は、インバーター式の蛍光灯は専用の蛍光灯を使うのかと思ってたんですけれど、そうではなくて器具自体は違いがあるものの蛍光灯自身はそのままグロースターター方式のものが使えるそうです。
インバーターって?
インバーターというと、主にエアコンで目にする単語だと思います。
昔のエアコンは、温度調節には単純に指定した温度になったら動作を停止し、温度が上がれば(暖房の場合は下がれば)動作を開始するという至極単純なことしかできませんでした。
が、インバーターエアコンは、指定温度に達するまではフルパワーで動作し、指定した温度になったら○%のパワーで温度を維持する。といった動作が可能になりました。
詳しく知りたい方は、こちらを参照してください。
インバーター蛍光灯の特徴
- 点滅しない
・・・スイッチを入れたときに、チカチカっと点滅することがありません
- 明るさを調節できる
・・・消す・つけるしかなかった蛍光灯が明るさを調節できるようになりました
- 省エネ
・・・グロースターター方式に比べ1.5倍ほど明るいので、同じ明るさにすれば電気代も安く
- リモコンが使える
・・・インバーター蛍光灯だからというわけではありませんが、最近のインバーター蛍光灯はほとんどリモコンで操作します
- 静か
・・・ジーーーという音がありません
インバーターの弱点
明るいし、すぐに点くし、音は静か。
いいとこずくめのような気がしますが、弱点もあります。
器具が高い。
高いっていっても、ピンキリで数千円のものからウン万円のものまで。
ただし、2~3割ほど電気代も節約出来るので、トータルコストはインバーターの方がお得だそうです。
弱点っていうわけではありませんが、グロースターター方式の場合、3本のうちの1本をはずして使うことも可能なわけですが、インバーターの場合はすべての蛍光灯がそろっていないと使えないというタイプの器具が多いようです。
まぁ、リモコンで調光出来るので、この辺のデメリットはそう感じないワケなんですが。
結論
インバーター蛍光灯は、明るさも細かく調節出来て、リモコンで操作出来るものも多く、省エネ。
先日、大型電気店で見てきたんですけれど、こりゃ変えるしかないかなぁ。(私の部屋の蛍光灯は、グロースターター方式。もう20年以上前の製品です)
実は、部屋の蛍光灯、点灯させるためのひもが切れてしまったんですよね~。
だからスイッチのオンオフは、壁に付いたスイッチで消すか、蛍光灯自体をひねるという強引な方法。(笑)
この際だから器具自体を交換してしまおうかと思っている今日この頃です。
交換も、素人の私でもできるようなので、もし、交換する機会があったら、画像や動画で紹介したいと思います。
インバーター蛍光灯
- パナソニック シーリングライト
大きさによってまちまちですが、6000~20000円が主流のようです。
パナソニックの製品は、輪っかタイプのものしかないらしい?!また蛍光灯自体が独自規格のものが多い。
ただ、リモコンで操作するものも多く、10段階で調光出来るのも特徴。
さらに蛍光灯自体が超寿命で、7年間ほど交換不要(定格寿命16000時間)らしい。
今のとこ、1番の候補。
- 東芝 シーリングライト
パナソニックと人気を二分するのが、この東芝製。
パナソニックみたいに、省エネや調光はあんまりアピールしてないようなんですけれど、パナソニックよりも種類が多い気がする。
東芝ライテック WEBカタログ
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