すぐ点く蛍光灯

前回まで、各メーカーの電球形の蛍光灯の違いを調べてきました。ところが!点くまでに時間がかかる!そこですぐ点く蛍光灯を探してみました。

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すぐ点く蛍光灯

Last update 2009/01/22 10:26

 

 

電球型蛍光灯の代表的なメーカーは、パナソニックと東芝で、この二つのメーカーは白熱灯の時代から競い合ってきたライバルのようです。

パナソニックは、プレミアクイック。
東芝は、プライドという電球型蛍光灯を発売しています。
どちらもすぐに点灯し、寿命が12000時間以上とこの二つ以外のメーカーを大きく突き放しています。
パナソニックのプレミアクイックは、すぐに点灯するのと寿命が13000時間という点が、東芝のプライドは白熱灯とほぼ同じ大きさという点を強調しているようなんですけれど、前回(蛍光灯の点灯速度比較)色々実験をして1つ気がついたことがあります。

すぐ点かない!

そう、すぐ点かないんです。
正確に言うと、すぐに点かないし点いても最初はすごく暗い。
パナソニックのプレミアクイックは、中心部に小さな白熱灯を内蔵していて、スイッチを入れた瞬間白熱灯と蛍光灯が点灯するため、はじめからまぁまぁ明るいんですけれど、スイッチを入れた1~2秒間は白熱灯だけの点灯になるため、微妙に暗い。
東芝のプライドにいたっては、点灯するのに3秒ぐらいかかるし、点灯してもはじめは暗い。
本来の明るさになるのに1分ぐらい時間がかかります(室温10度程度の時)。

部屋の明かりとかでしたら、こんなレスポンスの悪さでもあまり気にならないんですけれど、廊下とか階段、クローゼットの照明として使うとなると、たかが1~3秒程度でもとても待ってられない。
たいてい明るくなる前に消してしまうし、どうも使い心地が悪い。

すぐ点く蛍光灯はあるのか

そこでさらに色々調べてみると、パナソニックや東芝の電球型蛍光灯よりもすぐに点く蛍光灯を探し出すことが出来ました。

1番はじめが、20Wの白熱灯です。
2番目が、40Wの白熱灯。
3番目は、東芝ネオボールZです。
他の電球形蛍光灯は、スパイラル(ほそ~い管がグルグル巻きになっているタイプ)なんですけれど、このネオボールZは、細い蛍光灯を折りたたんだ感じのタイプ。
4番目は、OHMというメーカーの電球型蛍光灯です。

40W型じゃ・・・?

電球型蛍光灯には、60ワット電球タイプって書いてあるんですけれど、上の映像を見てみるとわかる通り、実際には40Wの白熱灯と同じ明るさの気が!?
電気代1/5とか、1/6とか書いていますけれど、実際には1/4って事!?
そうなると、ほんとに省エネなの?蛍光灯って。なんて事に。
この辺も詳しく検証してみました。

東芝ネオボールZ

すぐ点く!

東芝ネオボールZの直管の蛍光灯を折りたたんだような形状の電球型蛍光灯は、昔はよく見かけましたね。
最近はコンパクトさを売り物としたスパイラル形状のものが多いようですけれど、どうもスパイラルだと点灯するのが遅いんじゃないかって気がするんですけれど・・・。
だから東芝ネオボールZは、点くのが早いんじゃないかなって。
それと、ネオボールZは点くのが早いだけじゃなくて点灯直後からほぼ100%の明るさ(他の電球型蛍光灯は、1分ほどたたないと本来の明るさにならない)なんですよね~。

弱点

ただし、弱点がないかっていうといくつかあって、まずは最新のスパイラル状の蛍光灯に比べ、電力が数ワット高いこと。
たとえば、東芝のプライドやパナソニックのプレミアクイックなんかは10Wなんですけれど、この東芝ネオボールZは13W。
たった3Wって思うかもしれませんが、パーセンテージにしたら3割。
長い目で見ると、電気代に差がついてきます。

もう一つが寿命の短さ。
プライドやプレミアクイックが12000~13000時間の定格寿命なのに対して、このネオボールZは8000時間。
一般的な蛍光灯の寿命が6000時間なので、長い方なんですけれど最新型に比べればいまいち。
その割に値段が安いかっていうとそうでもなかったり。

そして場合によっては決定的な弱点。
熱を発生するって事。
スパイラル状の蛍光灯は、長い時間つけていてもそれほど熱を発生しないんですけれど、このネオボールZは熱い!
まるで白熱灯のように熱い!

OHM

あまり聞き慣れないメーカーのOHM。
ところが実際には非常に多くの電球型蛍光灯を発売しています。
で、スパイラル状の蛍光灯のわりに点くのが早いです。
ただ、つけた直後は薄暗い。
1分後に本来の明るさまで明るくなりますが、はじめは暗い!
そのため、浴室やトイレ、台所の補助的な照明に向いているでしょう。

速度比較

もっとわかりやすく速度を比較してみました。
どれも同じタイミングでスイッチを入れています。

東芝のネオボールZと、同じく東芝のプライドの比較です。
圧倒的にネオボールZの方が早いですね。

東芝のネオボールZ(画面左上)、東芝のプライド(画面右上)、白熱灯(画面左下)、パナソニックのプレミアクイック(画面右下)の4つで速度を比較してみました。
プレミアクイックは、中心に白熱灯を内蔵(1分後に消灯する)しているため、白熱灯に迫る速さですが初期は薄暗いです。
また、点けてから1分間は、電気代が白熱灯とさほど変わらないという・・・。

その次に早いのは、今回紹介したネオボールZですね。
このレベルであれば、廊下や階段の明かりとしても十分かもしれません。
ただし、あまりそこいらでは売ってないんですよねぇ・・・。

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